Tokai University School of Medicine Department of Orthopaedics

大学院コース-医局員の声-

和才志帆先生 -大学院コース-

【大学院コース紹介 】

東海大学大学院医学研究科では2009年度より臨床助手として働きながら大学院で学べるコース(臨床研修/大学院コース)が新たに設置されました。

3年目4年目5年目6年目
臨床/1年研究(臨床フリー)/1年半臨床/1年半
論文

学位取得

【研究チーム紹介】

世界トップレベルの研究を自分の手で

神経脊椎チーム、椎間板チーム、軟骨チーム、3つのチームがあります。
多くの国際学会、学術雑誌にて高く評価されており、トップレベルの研究を、常に世界に向けて発信しています。

  1. 神経脊髄チーム
  2. 椎間板チーム
  3. 軟骨チーム

【研究内容】

脊髄損傷の改善を目指した研究を行っています。

私は「多指症由来軟骨細胞シートの注射用製剤の開発と関節炎モデルに対する異種移植を用いた関節軟骨治療効果・安全性の検討」というテーマで研究を行なっております。

超高齢化社会が進む本邦において変形性膝関節症の有病者数は増加の一途を辿っています。しかし、一度損傷した関節軟骨は自然修復が困難であり、関節軟骨の再生医療の実現が待ち望まれています。我々、関節軟骨再生研究ユニットでは温度応答性培養皿を用いて作製した自己軟骨細胞シートおよび多指症由来の同種軟骨細胞シートを用いた臨床研究において、その安全性と治療効果を確認してきました。

私は細胞シート移植の低侵襲化を目指し、関節炎モデルラットを用いた実験を通じて、細胞シートの注射用製剤の開発と関節軟骨治療効果を検討する研究を行なっています。

【学位取得】

恵まれた環境の中で研究を進めることができます。

関節軟骨再生研究ユニットでは佐藤正人教授を筆頭に、数多くの研究員さんと一緒に仕事をしています。諸先輩方には臨床や教育という忙しい時間の中、最新の知識や実験結果に対する適切なアドバイスをいただいています。また、各ユニットでのミーティングとは別に、大学院生のためのミーティングも1ヵ月に1回あり、論文の抄読会で知識を深めたり、各研究成果報告に対して研究ユニットを超えたご指導をいただいています。

実際に実験を行う場としては生命科学統合支援センターの動物室や実験室を使用することができます。実験室を使用できるだけではなく、支援センターの先生方(実験のプロフェッショナル)にもアドバイスをいただきながら研究を進めることができます。

学会発表としては、日本整形外科学会基礎学術集会を中心として、脊髄・椎間板・軟骨それぞれ専門的なテーマの学会で発表を行ったり、Orthopaedic Research Society(ORS)やSociety for Neuroscienceなど海外での発表も行っています。

【臨床】

臨床の現場から離れずに、研究を続けられるプログラムです。

整形外科では臨床研修/大学院プログラムで研究をする大学院生が多く、大学院1年目は臨床を中心とした生活となります。

各パーツのチームをローテーションし専門性の高い手術や外傷患者の緊急手術、病棟業務を行い、外来は週1回担当します。臨床の傍らで、大学院生ミーティングや日本整形外科学会基礎学術集会に参加し、研究についての知識を深めました。大学院2年目は臨床業務が外来担当のみとなります。しかし、『臨床につながる基礎研究を』という当科のモットーをもとに、臨床の現場から離れることなく、研究を続けられるプログラムが組まれています。研究で培った1つの物事にも多方向性からアプローチできる考え方を、臨床の現場でも発揮していきたいと考えています。

【後輩へメッセージ】

基礎研究から、多くのことを学ぶことが出来ました。

研修医時代では考えもしなかった基礎研究は、物事への柔軟な考え方や忍耐力など多くのことを学ぶことが出来ました。みなさんも研究を行うことは新しい自分を発見できるかもしれません。興味のある方は、是非大学院に進学してみてください。
もちろん、臨床一筋で行く。という信念がある方は、臨床に没頭するのもいいと思います。
臨床or研究、そして研究でいえば複数の充実したユニットなど、選択肢の多いことは、医学へ携わる者として魅力的だと思いますよ。